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【全サイクリスト必須】Chrome拡張機能「RWGPS地理院標高」

サムネ用_地理院地図_5mメッシュ

2023年1月末、衝撃の拡張機能のお知らせが届きました!
ローディーであれば誰もが不満に感じていた、「ルートを引くと獲得標高が多めに出てしまう」問題を大幅に解決出来るというもの!
しかも無料で、とっても簡単に使うことができるんです!

説明不要なくらい簡単ですが、実際の導入前後の比較や使い方など、是非ご参考ください。
絶対、すぐに入れたくなるはずです!
いや、いれるべきです!!全員!!

このブログを書いている人:アキ

2022/4にCanyon Endurace 購入

・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・目標:2023年度ブルベSR獲得

文量が多いです。要点は太字でまとめております。

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拡張機能「RWGPS地理院標高」とは

簡単にいいますと、Ride with GPSでルートを引く時に獲得標高を実際のものに限りなく近づけてくれる、Google Chromeの拡張機能です。
ローンチは2022年1月だったそうなのですが、その後公式に見付かり、1年後の2023年の1月に公式からお知らせ宣伝がされたみたいです。

330kinfo_トップページhttps://www.330k.info/software/chrome_rwgps_ele_gsi/

導入方法

それでは、めちゃくちゃ簡単ですが導入方法についてご説明をいたします。
そんなの簡単だよ!という方がほとんどかと思いますので、そういった方はスルーして次の章まで飛んでくださいっ。

Chromeウェブストアにアクセス

前提として、このツールはパソコン版のGoogle Chromeでないと使用することが出来ません。
スマホやタブレットでは不可ですので、必ずパソコンからお願いします。
OSは、WindowsでもmacOSでもどちらでも構いません。
但しSafariやMicrosoft Edgeでは使用することが出来ませんので、必ずGoogle Chromeからお願いします。

パソコンからGoogle Chromeを立ち上げましたら、こちらをクリックしてChromeウェブストアにアクセスしてください。

拡張機能の追加

上のリンクをクリックすると、下の画像の画面に飛びます。
飛びましたら、右上にある「Chromeに追加」をクリックしてください。
無料ですのでそこはご安心を笑

Chromeウェブストア赤枠で囲った右上の青い四角をクリックです。

クリックしますとポップアップが表示されるかと思いますので、そこも「拡張機能を追加」をクリックしてください。
これで導入は完了です!
おめでとうございます!これでより正確な獲得標高が取れる準備ができました!簡単!!

導入確認

念のためここまで出来ましたら、Ride with GPSを開いて確認をしてみてください。
ルートプランナーの画面の右下に、「地」の文字が出ていたら成功です。

拡張機能の導入確認青いはてなの上に出るはずです。

ついでに、「地」マークをクリックすると囲みが現れたり消えたりすると思います。
そうなればもう準備は万全ですね。

オンオフ切り替え

個人的にこの拡張機能の好きな所は、簡単に拡張機能のオンオフが切り替えられるというところです。
どんな便利な機能でも、たまに切りたくなりますし、それがめんどくさいと少しテンション下がります。

オンオフ切り替えは、先程も簡単に触れましたルートプランナー画面の右下の「地」マークのクリックで切り替えることが出来ます。
具体的には以下の画像をご参考に、オンオフ切り替えをしてみてください!

ONOFF状態説明「地」に赤い枠があるときはオン。枠がないときはオフです。

導入前後比較

さて、導入して準備も万端。
いざ試してみましょう!

都民の森でテスト

みんな大好き都民の森。
その獲得標高を、本拡張機能導入前後で比較してみました。

導入前後の比較GoogleMapとRWGPS、それぞれ、導入前後の獲得標高です。

4つ、全て同じルートをRide with GPSで引いています。
左の2つは、地図をGoogleMapにして、
右の2つは、地図をRWGPSにしております。

そして、どちらも上が本拡張機能の導入前
下が導入後です

結果どちらの地図においても、獲得標高が大きく下がったことが分かります。
そして僕が以前都民の森を登ったときの走行ログを見ると、都民の森の獲得標高は784mでした。
導入前後、どちらが実測に近しいかは火を見るより明らかです。

十分に実用に足る値

つまり、かなり、とても、実際の獲得標高に近付づいたと言っていいのではないでしょうか??
もちろん、走行ログの784mも何かしらの誤差はあるかと思うのでそれが正解という訳ではないと思います。
が、正解には確実に近付きました。
本当にありがたいこの拡張機能…

ていうかそもそも、GoogleMapやRWGPSでルートを引くととてつもなく大きく獲得標高が出てしまうの、何なんでしょうね笑
何かしらの難しい事があってなのでしょうが、ひどいときは1.5倍位になったりもしますし…。

ちなみに、地図によって拡張機能が異なっているのはそれぞれの地図の癖です。
ここら辺はおそらくGoogleMapのほうが優秀なのではないでしょうか。
ただ、GoogleMapはサイクリングデータを都内でしか使えなかったりと、中々難しいです…。

既存ルートへの流用

ちなみにこの拡張機能は、新たに引くルートにしか適用することが出来ません。
言い換えると、既存のルートを開いて、拡張機能をオンにして、保存して閉じるだけでは獲得標高は変わりません。
拡張機能の恩恵にあずかるためには、拡張機能をオンにした上で、一からルートを引く必要があります。

このあたりは、ルートを引いたあとで地図を変えても獲得標高が変わらないのと同じと思ってください。
ちょっと、いや、かなりめんどくさいですが、もし獲得標高を実際と近い数値で見たいのであれば再度ルートの引き直しを是非ご検討ください。

僕は、やります笑

地域による精度の差

このトピックはあくまで雑学的に読んでいただければと思います。
基本的な機能や特徴については前のトピックまでで網羅出来ておりますので。

国土地理院のデータを参照している

本機能は、国土地理院が測定した地形データを参照して実際に近い獲得標高を算出しているそうです。
なのでつまり、正確性は国土地理院の測定データに依存するということになります。

国土地理院なんて大それた名前なんだから、そりゃ日本全国の地形を正確に把握しているんでしょ?って思ったあなた。それは違います。
国土地理院だってそんなめんどくさいこと命じられたらボイコットするでしょう笑

国土地理院 5mメッシュDEM提供地域

そこで、どの地区をどれだけ正確に測定したかを国土地理院は公表してくれています。

国土地理院_5mメッシュ地区緑に色がついている場所が、5mメッシュでの提供地域

地図のリンクはこちらです。

これは一例ですが、ざっくり言うと、緑の部分が細かく測定してくれている地域ということです。
都会のほとんどは詳細に測定してくれていますね。
ありがたやです…。
ただ一部、千葉の内陸や東北の方に行くと緑でない箇所も目立ちますね。

正確性に地域差あり

つまりこの拡張機能は、正確性に地域差があるということです。
上記で出した例で言いますと、緑の地域かそうではない地域かの違いですね。
だからといってもともと表示される拡張機能よりは正確だと思うので使うのを止める選択肢はありえないと思うのですが、極端な田舎に行く場合は念頭に入れておく必要があるかと思います。

本当に、雑学レベルの話でした笑

まとめ

2023年1月31日に、(個人的に)とても衝撃的な拡張機能を知ることが出来ました。
まさかRide with GPS上で実測に近しい獲得標高を参照できる日が来るとは思いもしませんでした。
この問題に悩むローディーの方、めっちゃ多いと思いますし、諦めている方がほとんどかと…
それがこの拡張機能1つでほぼほぼ解決となります。
届くかどうかは分かりませんが、改めて開発者の方にお礼をお伝えしたいです。
ありがとうございます!!

いつもブログの最後は自分の他の記事へのリンクを貼ることが多いのですが、この記事に限っては開発者様のTwitterリンクとさせていただきます。

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