ロングライドの際、水やスポーツドリンクを飲んでますか?
グランフォンドウォーターのメリット、補給ができることだけだと思っていませんか?
どちらも決して悪いことではないですが、もったいないですよ!
ACTIVIKEさんのグランフォンドウォーターは、使い方をちゃんと凝ればロングライドの非常に強い味方になります!
しかも、恐らく、皆さんが考えているより安いです。
是非是非、メリットだけでもいいので読んでみてください。
2022/4にCanyon Endurace 購入
・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・実績:納車1年でブルベSR、1.5年で1000km完走
文量が多いです。要点は太字でまとめております。
そもそもグランフォンドウォータとは
「飲む補給食」+α
バイクフィッティングサービスやリカバリープロテインの販売などを行っている、ACTIVIKEさんの商品です。
グランフォンドウォーターは知らなくても、代表のにっしーさんやリカバリープロテインを知っている方は多いのではないでしょうか。
そのACTIVIKEが発売している、ロングライド向けの水に溶かして飲む粉です。
公式からは、「飲む補給食」というキャッチコピーにて告知がされております。
僕もその通り、ロングライドをする際はボトルに入れて水で溶かして飲むことが多いです。
非常に気に入っています。
が、それだけじゃないんです!
きっと多くのロングライダーの方々に助けになるものかと思いますので、順を追ってご説明してまいります!!
結論:おすすめな人
これらに一つでも当てはまる人は非常におすすめです。
・ロングライド中の食事が苦手
・食べ物の消化が苦手/胃腸が弱い
・少しでも休憩時間を減らしたい
ロングライド、特に制限時間のあるブルベを走られる方は分かると思うのですが、補給戦略って非常に重要です。
食べないと走れないですもんね。
けど距離が長くなれば長くなるほど食べるのが大変になるもの事実。
ゆっくり食べたいけどそんなことをしていると、どんどん休憩時間が伸びて制限時間が迫ってくる…
そういう方に使っていただきたいです!
心からおすすめですよ。
メリット
では具体的に、まずは僕が思うメリットをまとめました。
4つあります。
もう、ここだけ読んでいいな、って思ったらすぐ買ってください笑
ロングライダーなら絶対に役に立ちます。
飲料からカロリーが摂れる
もうね、これが全てと言っても過言ではないです(過言)。
いきなりこんな始まりで申し訳ないですが、後の3つなんておまけみたいなもんですよ笑
何故飲料からカロリーが摂れるといいか、ご説明します。
休憩時間/乗車中の飲食を減らせる
特に制限時間のあるブルベやキャノンボールのような場面で重宝する理由です。
普通のロングライドでも、全体の時間を減らせるという意味では非常にありがたいです。
ロングライドをする場合、炭水化物を食べ続ける必要があります。
休憩中にコンビニでおにぎりを食べたり、乗車中にひとくち羊羹を食べたり、とかですね。
それを減らすことが出来ます。
普段長距離を乗らない方にとってはあまりピンとこないかもしれませんが、これって結構ありがたいんです。
当たり前ですが休憩時間は時速0kmなので、無駄時間です。減らせるならどんどん減らしたい。
乗車中の飲食も、わざわざ意識する必要が無くなります。
どうせドリンクは飲むじゃないですか。
それで効果が得られるなら代え難いです。
胃への負担が少ない
感覚的な話ですが、固体と液体、どっちが内蔵に優しいと思いますか?
普通、一般的に、通常は液体ですよね?
そういうことです。
200km以上の長距離、特に暑い時期に走ったことがある方は共感いただけると思いますが、走る上で内蔵を労ることはとても大切です。
食べなきゃ走れないと分かっていても食べられない時が来るんです。
僕も初夏の600kmブルベに参加した時は、ゼリー飲料しか喉を通らなくなる経験をしました。
どんな状況でも、ロングライド中に休憩でおにぎりを3つも4つも一気に食べたら絶対に胃もたれします。
その間はテンションも走行性能も下がります。
それを、ドリンクをグランフォンドウォーターにするだけで躱せる可能性があるなら活用しない手はないです。
ミネラルも摂れる
これは…、正直良く分かっていないのですが、いいみたいです笑
ロングライドで困る症状の一つに「足攣り」があります。
これは何やかんや難しい現象が起きて発生するそうですが、ミネラルを正しく摂ることである程度予防ができるそうです。
そして当然、グランフォンドウォーターには複数種類のミネラルが入っております。
そのおかげか、僕は何百キロ走ろうがグランフォンドウォーターを飲み始めてから足攣りが起きたことはありません。
あと、ミネラル(塩含む)が入っているということは夏の時期の熱中症のリスクも減らせるということになります。
たまに塩タブレットを摂取している方がいますが、そういう感じかと。
これは一般的なスポドリと似たような効果、ですかね?
僕が生化学?に詳しくないためあやふやな記述になってしまいましたが、要は、「長時間屋外スポーツをすることで不足しがちな栄養をある程度補える」ということです。
ありがたいです。
カルニチンも摂れる
さて、また訳分からない用語が出てきましたよ笑
カルニチン、皆さん知ってますか?
僕はちょこっとだけ知ってます。ちょこっとだけ。
なので中途半端な説明をして識者の方々に怒られたくないので一言で説明をします。
『脂肪の燃焼を促進させる効果により、糖質エネルギーの節約ができる』成分です(多分)。
結果として補給量を減らすことが出来たり、ハンガーノックを防ぐ効果が見込めるものです。
つまりロングライドの味方ってことです。
他にカルニチンが含まれている有名な商品だと、明治が出しているVAAMシリーズがあります。
僕はそういった効果を期待してVAAMを飲んでいたことがあったのですが、グランフォンドウォーターを利用してからはVAAMはやめました。
同じような効果なら2つもいらないかな、と思いまして。
安い
え?
メリットがあるのは分かったけど、どうせお高いんでしょう?
ふむふむ…
じゃあグランフォンドウォーターの出費の計算をしてみようじゃないですか。
グランフォンドウォーターは、一袋1kg入りで2,980円です。
カロリーは、40gあたり148kcal入っているみたいです。
諸々算数しまして、1kcalあたりは約0.81円でした。
次に、グランフォンドウォーターを利用しなかった場合の出費の計算をします。
コンビニおにぎりで試算します。
セブンイレブンとローソンのウェブサイト参考にしまして、ボリュームゾーンであった140円・180kcalを基準とします。
すると、1kcalあたりは約0.78円です。
(グランフォンドウォーターを溶かす水代は、どっちにしろ水は飲むので計算対象外です。)
おや…?
ほとんど変わらなくないですか…?
しかも前述の通り、ちゃんとミネラルも入っていて、カルニチンとか言うよく分からないけどとても良さそうな成分も入っていますよ??
必要な栄養素も摂れておにぎりと同じ価格くらいなんて…
神ですか?
神ですよね??
とメリット三昧なグランフォンドウォーター。
色々書きましたが、とにかく大切なのは1つ目です。
どうせ飲むドリンクでカロリーが摂れるだなんて、有り難いことこの上なしです。
デメリット
けどね、そんないいことばかりじゃないんですよ。
もちろんデメリットだってあります。
メリットの大きさには遠く及ばないですけどね!!
かさばるし、重い
グランフォンドウォーターを利用するような方は、きっと家から作るボトルだけでなく、出先でもグランフォンドウォーターを補充するくらいの長距離を走る方が多いはずです。
僕の場合、100kmくらいであれば使ったり使わなかったりです。
150km以上走る時は必ず使います。
となると、グランフォンドウォーターの粉を持ち歩く必要があります。
それが、かさばるし重いんです…笑
少し極端な例ですが、先日走った1000kmブルベでは初日の朝、80gに小分けした袋×10を持っていきました。
それだけで800gですし、フレームバッグはパンパンです。
(ちなみに下の記事で詳しく書いていますが、その800gは全工程の半分の量です。)
こんなことわざわざ言うことではありませんが、自転車は軽い方がいいんですよ笑
しょうがないんですけどね。こればっかりはどうしようもないです。
(ACTIVIKEさん、もし、もし、この記事を読んでいらっしゃったら、少し高くなってもいいのでもう少し体積を減らしたバージョンも考えていただけると嬉しいです!!)
(10/27追記)
ACTIVIKEの開発者の方にリプを頂けまして、体積減らすのは難しいとのことでした…。
確かに、そりゃそうですよね笑
なんかこう、グランフォンドウォーターへの愛が感じられました🥲
本当にありがとうございます!!!体積や重さ問題なのですが、減らすとカロリーも減るので難しいかなと思います🤣
— 鋼の薬剤師@ACTIVIKEプロテインの中の人 (@roadtocycle) October 27, 2023
小分けがめんどくさい
もちろんでかい袋のまま持っていくのは非現実的ですので、小分けにして持っていく必要があります。
一応公式からも小分けパッケージは売っているのですが、、個人的に、正直使いづらいんですよね笑
1袋あたりのグラム数は都度自分で決めたいし、あのパッケージは絶対にかさばります。
あと高い。
価格は2980円で同じなんですが、内容量は480gと約半分です。
個人的な感想ですが、ちょっと僕には、合わないです。
僕はAmazonでこのようなチャック付きのポリ袋を買って、それに小分けしています。
袋自体軽いし薄いし、ほぼほぼ真空にできるのでかさばらずに小分けに出来ます。
お気に入りです。
そんなに極端な長距離走らない方は公式の小分けが楽で便利かもですが、特に300km以上走る場合は自分で小分けにした方が便利だと思います。
めんどくさいですけどね!!笑
食事量が減る
個人的にはこれが一番のメリットなのですが、デメリットに感じる方ももしかしたらいるかもしれないのであげました。
休憩中の食事を楽しみにライドをしている方です。
何百キロも走るロングライドの場合、正直ストレス溜まります。
そのストレスを解消する方法の一つが、休憩中の食事になっている方も絶対にいるはずです。
その食事の量が減ってしますのは、、人によってはデメリットになるかな、と。
ま、そこらへんは使用量を調整すればいいと思うんですけどね笑
一応思いつきましたのでデメリットにあげさせていただきました。
どうでしょうか。
大したデメリットは無かったかと思います。
そもそものメリット大き過ぎて霞むレベルかと。
ええ。
つまり、買いなんです笑
使用方法
ここからは、あくまで僕の自己流の、実際にどうやって使っているかをご説明します。
公式の説明には1食40gあたり148kcal とあるのでそのまま使ってもいいですし、僕のを真似てもいいです。
色々試して自分にとっての最適なやり方を見付けていくのが大切だと思います。
僕の使い方に興味無い方は、すっ飛ばしてACTIVIKEさんのウェブサイトにGOです!
【アキ流・グランフォンドウォーター使用手順】
① 自分の消費カロリー数を把握する
② ライドの距離/想定時間を算出する
③ ①②から、ライドで糖質から消費するカロリーを計算する
④ ③から、必要なグランフォンドウォーターの総量を計算する
⑤ 休憩回数を計画し、それに応じて小分けを作る
※これから下、僕の説明力不足により非常に回りくどく長い文章になってしまっています。
※やっていることは小学生レベルの算数なので、肩肘張らず読んでいただくか、もしくは読み飛ばしていただければ幸いです。
① 自分の消費カロリー数を把握する
ライドログから、1時間あたり、や、1km走行あたりの消費カロリー数を把握します。
Stravaとかのログを見れば簡単にわかると思います。
一応留意していただきたいのが、出来るだけ長距離を走行したログを参考にしてください。
30分だけ全力で走ってきた!って日の消費カロリーを見てもあまり意味がないので…笑
時間か距離、どっちがいいのかは、ぶっちゃけどっちでもいいかと笑
どちらにしろ厳密な計算は難しいので、しっくり来る方でいいと思います。
ただ強いて言うのであれば、僕の走行ログの場合は距離の方が適していました。
(消費カロリーの標準偏差とか見て、ばらつきが少なかったため。)
理由はよく分かりません笑 何でなんでしょうね。
時間より距離の方が消費カロリーのばらつきが少ないのは、分かるような分からないような…。
けど本当に、どっちでもいいです。
繰り返しになりますがどちらにしろ厳密な計算は出来ませんし、最終的な合計値があっていれば問題ないので。
計算しやすい方でいいです。
② ライドの距離/想定時間を算出する
さて、大事な項目だったので①が長くなっていしまいましたがここからはシンプルです。
距離で計算する場合は、ライドの距離を把握します。
時間で計算する場合は、ライドの想定時間を計算します。
それだけです。
③ ①②から、ライドで糖質から消費するカロリーを計算する
距離、もしくは想定時間が分かりましたら、消費するであろう糖質のカロリー数を計算します。
これも簡単なのですが、ワンステップ多いのでご注意ください。
まずは単純です。
次のライドのトータル消費カロリーを計算します。
例えば、1kmあたりの消費カロリーが20kcalで、200km走るなら4000kcalです。
1時間あたりの消費カロリーが400kcalで、12時間走るなら4800kcalです。
但しこのカロリー数は、糖質と脂質の両方から消費をするカロリー数です。
ここから、グランフォンドウォーターから摂れる糖質のカロリー分を計算します。
計算式は恐らくちゃんとした論文とかでまとめられているのでしょうが、僕は全く詳しくないので半々で計算をしています。
繰り返しになりますが、どっちにしろ厳密な計算は出来ませんし、目安が分かればいいかな、という程度でやっていますのでこのくらいで問題ないんです(きっと)。
という訳で上の例ですと、消費をする糖質カロリーは以下となります。
・時間あたりの計算の例の場合、2000kcal
・距離あたりの計算の例の場合、2400kcal
④ ③から、必要なグランフォンドウォーターの総量を計算する
ここで利用者の好みが分かれるポイントがあります。
糖質消費カロリーは分かりました。じゃあ、そのうちどれだけをグランフォンドウォーターで補いますか?というポイントです。
僕はその内半分をグランフォンドウォーターで補うようにしています。
理由はなんとなくです。
このくらいが、ちょうどグランフォンドウォーターの濃度的にも休憩の頻度的にも休憩中の摂食量としても丁度良かったんです。
そしたらまた算数のお時間です。
・時間あたりの計算の例の場合、1000kcalをグランフォンドウォーターで摂取。
→270gのグランフォンドウォーターが必要
・距離あたりの計算の例の場合、1200kcalをグランフォンドウォーターで摂取。
→324gのグランフォンドウォーターが必要
これで、そのライドに必要なグランフォンドウォーターの総量が分かりました。
⑤ 休憩回数を計画し、それに応じて小分けを作る
いよいよ小分けのお時間です。
これももちろん僕のやり方なのですが、僕は休憩の度に新たにグランフォンドウォーターの粉を新たに水に溶かすようにしています。
つまり、必要な小分け数は休憩の数+1です(家からボトルに入れていく分含む)。
先程からの例の場合、どちらも3~4になる方が多いと勝手に予想します。
そうしましたら、④出でた量をその数で均等に割って、小分け袋に入れていくだけです。
何故均等なのか。
それぞれの休憩区間は距離や時間が違うはずだからそれに応じた量にすれば良いのではないか。と思う方、鋭いです。
けど僕はやらないです。
当日フレームバッグから取り出す時、そんな順番まで意識したくないからです。
疲れてるんですよ笑 考えることは少しでも減らしたいんです。
あと、小分けする量が公式の40gより多くなっても大丈夫です。溶けます。
味も、濃くはなりますが飲めないような味にはなりませんのでご安心ください。
ちょっと長くなってしまいました…
文字にすると大袈裟ではありますが、やっていることは単純なので気張らず真似したい方は真似してみてください。
めんどい方は別に真似しなくてもいいです。
個々人の性格やスタイルもあると思いますしね。
あくまで僕は、この方法で利用をしているよというご説明でございました。
まとめ
これを、こうじゃ!
ブルベは補給が、命じゃ!!#activike#グランフォンドウォーター pic.twitter.com/Qr7gl4hzlh— アキ@330Fleche R東京 (@aki_lifecycling) October 4, 2023
以上、ロングライドに最適、個人的には無しでは走りたくない、グランフォンドウォーターのご説明と、アキ流の使用方法でした!
最初にお伝えした通り、以下に当てはまる方は是非試してみてください。
高い買い物では無いですし、きっと後悔は少ないはずです。
・ロングライド中の食事が苦手
・食べ物の消化が苦手/胃腸が弱い
・少しでも休憩時間を減らしたい
購入や詳細の確認はこちらの公式サイトからできますので、興味持った方は是非見に行ってみてください。
僕には1円も入りませんが、まあそんなことはどうでもいいです。
是非皆さんも、自分にあった補給方法を見付けて、快適なロングライドをお楽しみください!