何時間も自転車に乗っていれば手が痛くなるのは当たり前です。
僕も最初の頃は乗っていると段々と痺れというか痛みというか、そんな症状が出ていました。
ただ、今は20時間走っても600km走っても全く症状は出ません。
その方法を今回はご紹介していきたいと思います。
キーワードは「分散」です。
2022/4にCanyon Endurace 購入
・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・実績:納車1年でブルベSR達成
文量が多いです。要点は太字でまとめております。
導入
肩凝りの記事でも同じことを書いたのですが、とても重要なのでもう一度書きます。
人間ってのは、何時間も何十時間も自転車を漕げるように作られていないんですよ。
大事なことなのでもう一度言います。
10時間も20時間も自転車に乗ることは、神様は想定していません。
だから体のどこかに痛みという形で悲鳴が出るのは当たり前です。
それをなんとかして軽減したいですよね…
とにかく分散
何故痛くなるのか。
簡単です。
ずーーっと同じ所に圧力がかかるからです。
それを分散していきましょう。
時間の分散は難しいので、ひたすら圧力を1点ではなくいろんな箇所へ分散していきます。
3つの方法
前置きが長かったですが、具体的にご紹介していきます!
①ポジション/姿勢
当たり前でつまらない話ですが、手に体重が多くかかっているから痛みに繋がるんです。
分散しましょうよ。
体重は、手ではなく出来るだけペダルにかかるように乗ります。
分散です。
ちゃんとペダルに体重をかけられるようなポジション、姿勢を保つことで痛みは格段に軽減されるはずです。
その為にはまずは自分にあったフィッティングを行うことがとても大事。
有料フィッティング、一度やってみることをおすすめします(どちらも案件とかじゃないです)。
けどロングライドをしていると疲れるし、正しい姿勢どころじゃなくなってきますよね。
分かります。
という訳で次は、ハンドルを握る位置を変える。
手のひらの中でも分散させようという魂胆です。
②握る位置そのものを変える
握る場所(ハンドル側)
ブラケット、上ハン、下ハン、などなど。
無意識に持ち替えている方が多いとは思いますが、それを意識的にやってみてください。
無意識だと、結局どこかのポジションに偏ってしまっているはずです。
バランスよく持つことで、更に分散が効率よく出来ます。
ちなみに僕は、疲れるので下ハンはあまり持ちません。
握る場所(手のひら側)
ハンドルの同じ部分を握るにしても、手の違う所を当てる、ということです。
例えば上ハン握る時、より親指側に体重をかけたりより小指側に体重をかけたり、といった風にです。
少し細かい作業ですが、分散させる効果は非常に大きいです。
ただ注意いただきたいのが、当てるのはどこでもいいという訳ではないということです。
ハンドルに主として当てる箇所は2箇所だけ。
拇指球と子指球です。
つまり、手のひらの中でも肉の厚い箇所をハンドルに当ててください。
拇指球と小指球は自前のパットです。
これを使わないのはもったいなさすぎます。
逆に、それ以外の箇所を主としてハンドルに当てるということはもろに骨にダメージがいくということです。
そんなことをしていれば手に痛みやしびれがいってしまうのは至極当然ですよね。
③物に頼る
上2つを試しても試さなくても、しんどければ物に頼ってしまいましょう。
僕はやったことありませんが、有名な方法は2つあります。
(上2つで十分解決したため)
パット付きグローブを使う
真っ先に思い浮かぶ方法かと思います。
パットを入れて圧力を分散させよう、という考えですね。
そこまで高いものではないですし、即効性もあるので良いのではないでしょうか。
欠点としては、路面状態を手のひらで感じている人はそれが分かりづらくなるというものがあります。
またそもそものラインナップが少ないので、気に入るデザインのものを見付けるのも大変そうです。
僕も一度初心者の頃探したことがあるのですが、かっこいいものがなくて諦めました。
グローブの中に化粧用パフを入れる
パット付きグローブと同じ考えですが、これは今持っているグローブをパット付きにしてしまおう、という方法です。
化粧用パフとはこんなものです。
100均でも売っていますし、即効性も間違いないです。
ただ、入れる位置はどこがいいのか、ずれないか、汗でびちょびちょになった時にどうするのか、など少し気になる事が多いかと思います。
もしライド中にずれてしまって意識がそちらに持っていかれるともったいないですよね。
今のグローブをそのまま使えるというメリットはありますが、少し懸念点が多いかな、という印象です。
バーテープを変える
もちもちのバーテープに変える方もいるみたいです。
こちらは少し面倒くさい度が上がりますが、確実に効果は出ると思います。
デメリットは…、やはり選べるデザインが少し減ることでしょうか。
まとめ
以上3点、実際に僕が実践して効果のあったことを中心に手のひらの痛みを軽減する方法をまとめました。
改めてまとめますとこちらです。
①ポジション/姿勢
・基本。まずは体重をペダルへ分散させる。
②握る位置そのものを変える
・同じ位置で握りつづけない。肉の厚い箇所を当てる。
③物に頼る
・グローブを、パッド付き/パッドを付ける などに変える。
楽しいサイクリングにネガティブ要素はできるだけ取り除きたいですよね。
是非悩まされている方は試してみてください!
きっとロングライドがもう少し楽しくなるはずです。