ライドログ

【最初の100kmで2300up】BRM1022小菅200レポ

坂なんて、、坂なんて、、!!
大っ嫌いなのに…泣

先日、AJたまがわさん主催の「BRM1022小菅200」ブルベに参加をしてきました!
いやー、本当にしんどかったです…。
そのレポートをおまとめしていきます。
※同時スタート組でゴール一番遅かった人のレポートです。素人むき出しです。

前半は一般向けに、このコースの紹介を。
後半は、僕個人の反省や得られたことについてお伝えできればと思っております。

走行ログ。12時間半かかってますね、、

 

このブログを書いている人:アキ

2022/4にCanyon Endurace 購入

・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・目標:2023年ブルベSR獲得

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走行コース

コースの色が赤と青に分かれてるんですけど、これなんでしょうか?

コースは、AJたまがわさんの定番スタート地点(?)である二子玉川駅近くの河川敷から始まり、上記ルートを時計回りに周ります。
二子玉川〜稲城〜尾根幹〜〇〇湖〜小菅〜奥多摩湖〜裏都民の森〜多摩川沿い って感じですね。

とにかく、とにかく前半登ります。
後ほど触れますが、実質125kmのブルベです。
それ以降は完全に下りなので、漕がなくてもゴールできると言っても過言ではございません(過言)。

コース紹介

いつも通り4つのパートに分けてみました。

ここからはより具体的に、パートに分けてコースのご紹介をしていきます。
尾根幹や都民の森など、有名なルートを多分に含んでいるブルベではありますが、僕自身ブルベ目線で走ると新たな発見もありました。

①多摩川沿い〜尾根幹

スタート地点。ジャイアントストアにほど近い河川敷です。最初は分かりづらめ。

皆さんご存知、多摩川沿いと尾根幹とその後少しです。
大体40kmくらいです。

このエリアは、とにかく信号が多い。
住宅地なので当たり前といえば当たり前なのですが、多かったですね…
普段走っているときであればそんなに気にしないのですが、グロスタイムがすべてのブルベにおいては大事な考慮ポイントだと思います。
走っても走っても信号で止められてしまいます。

なので、正直頑張ったってしょうがないです笑
多摩川沿いも、サイクリングロードであれば話は別ですが今回のルートは普通の住宅街のちょっと広い道路。
信号ばっかりです…
尾根幹だって、抜いてゆく上級者の方々を見ていると飛ばしたくなりますが正直そんなことしてもしょうがないです笑
どうせ次の信号で捕まってしまうのですから焦らず行きましょう。

だって、こんな平地は、序の口ですらないのだから、、

②鬼のアップダウン

山梨って自転車で行けるんだって知った秋。2022。

いやまじで鬼です。
この50kmで1500mくらい登ります。
このブルベのハイライトです。

坂の開始はおそらく諸説ありますが、僕は第1PCの直後からかな、と思いました。
なのでとにかく尾根幹で周りに釣られずにマイペースで行けるかが鍵です…

しかも更に(個人的に)たちが悪いのが、そこそこ下るんですよ。
峠みたいにずっと登るのではなく、上がったり下がったりなんです。
僕だけでしょうか?下りもあると、メンタルと足が2倍の速度でやられてくんですよね…

足は、中途半端な休憩入ると逆に疲れる感じ、分かりますかね…?
何かこううまく言えないのですが、エンジン掛け直すのが大変、って感じですかね…
いちいちフロントギア切り替えるのとかめんどくさいですし。
とにかく気休めのダウンヒルなんぞ要らないんです!笑

しかもダウンヒル、めっちゃ怖いんです。急なんです!
こんな所、登りで疲れ切った体で下る場所じゃないっす。

そしてメンタル的には、まさに同じ感情の動画がありましたのでこちらご参考ください。
まじで分かり味しかないです。
(short動画で30秒ないです。是非。)

 

ここまで登ると、距離的には折返しの100km。第2PCです。
2300m登りました。お疲れさまです…

ちなみに僕は、100km 第2PCに7時間ちょうどで到着しました。
つまり、このままのペースだ200kmに14時間かかってしまい制限時間オーバーです。
ただ最終的には12.5時間でゴール出来てます!
とにかくしんどいのはここがピーク。諦めずに頑張ってください。大丈夫です。

第2PCの道の駅小菅。補給箇所としての過度な期待は禁物

③風張峠(都民の森)

東京都の道路で一番高いところ。達成感。

言わずと知れた。都民の森です。
ただ本コースでは裏から登ります。
つまり、標高1,150mの風張峠を越えます!!

注意すべきことは特に無いですね。
ダウンヒルもないので、ひたすらローギアでくるくるするだけです笑
1点言うのであれば、集団バイクさん達にはお気をつけください!

頂上まで着いてしまったら後は下るだけです。
一気に巻き返しましょう。僕はかなり遅れていたので、相当巻き返すことができました笑
めっっっっっちゃ寒かったですけどね!!!笑
僕まだ冬用装備を持っておらず真夏と同じ格好で走っていたのですが、唯一露出していた膝が凍え死にました。
ウインドブレーカーって強い。
冬装備買お。

言わずもがなですが、何をおいても安全運転で。お気を付けて。

④ゆるゆる下りのラストスパート

もうゆるポタみたいなもんですよ。
もちろん信号はちょこちょこありますが、前半の信号量に比べたら全然少ないです。
ずっと下り。しかもダウンヒルみたいに怖くない。今まで頑張ってきたご褒美区間です!
僕はここが一番楽しかった…(*´∀`*)

ブルベ後半ではありますが、信号スタートなど除けば平均で29kmくらい出ていたはず。
30kmはきっと出てない。
時間があればのんびり行ってもよし、僕みたいに時間に余裕がなければ飛ばしてもよし。
ウイニングラン気分で走ってください笑

という感じで、とにかく前半。その中でも50-100km区間が本当にしんどいですが、それ以外は割とリラックスして走れるコースでした。
もちろん、初心者の僕だからこそこんなにきつかったのであって、熟練の方々はスイスイ行ってしまうのでしょうが、、
僕もいつかそんなふうになりたいものです。。

攻略方法

あんなレポート書いといて何を偉そうに、という感じかと思いますが、そんな「初心者」で「坂が苦手」目線での攻略方法をまとめました。
つまり、ターゲットはこのブルベを走る前の僕です!
中級者以上の方にはきっと、微塵ほども役に立たないでしょう…。自信があります。
同じような境遇のかたがもし読んでくださっていましたら、是非ご参考いただけますと嬉しいです。

最初の40kmは頑張っても仕方ない

まあ分かります。僕もやってしまいましたし。ブルベ開始でテンション上がってしまいますよね。
特に尾根幹は、いつも走っている方なら尚更いつもの調子で早く走ってしまいますよね…。
ブルベペースですとどんどん抜かれていきますし。

ただ、そこで10分とか縮めても13.5時間の制限時間の中では誤差です。
いいですか?もう大事なことなのでもう一度言いますよ?(過去の自分に向かって)

序盤で10分縮めても、13.5時間の制限時間の中では誤差です。

それよりも体力を少しでも残してヒルクライムに備えましょう。

実質125kmブルベ

普通、200kmブルベなら200kmまで体力が持つように考えますよね。
300kmなら、270kmくらいまで体力が持てばあとは惰性で行けるように考えるかも知れません。
それ以上は未体験なので分かりません。

しかし!
このコースは、125km(風張峠)まで体力が持つように調整すれば大丈夫!
何故ならその後、ダウンヒルが40分続くし、更にその後もずーーっとだらだら下りなので!

いろんな価値観があると思いますが、僕はダウンヒルは(足の)休憩と捉えてます。
40分休憩できるって結構凄いですよね笑
PC休憩だって20分とかで出発しちゃいますし、ご飯買ったりでまるまる20分は使えないです。
なので40分休憩、かなりでかいです。ほんとに回復しますよ笑

で、その後もずーっとだらだら下るので体力はほぼ要らないです。
125kmブルベです。前半のヒルクライム、特に50-100km地点を頑張りましょう。

前半のヒルクライムはアップダウン

これ、さっきも書きましたが本当にしんどかったっす…
メンタルも、足も。
重複してしまうので詳しくは省きます。さっきのけんたさんのショート動画見てください!!

それにあたっての僕からのアドバイスは、「坂の終わりを見定める際は、サイコン標高の図を見るのではなく『現在の標高』を参考にしてください

このブルベで言うならば、約100km地点の標高は880mくらいです。
絶対に標高が880mになったら後は下り(基調)です。もうたくさんは登りません。
これを参考にすれば、「もう終わりかぁ……って違うんかーい」減少から開放されるはずです笑

ちなみに距離は、何だかんだ道間違ったりで参考にならないことがあるので標高がおすすめです。

ダウンヒルは慎重に

このブルベに限った話じゃないけどね。
そして改めて言うことではないと思いますが。大事なので。

ダウンヒルはご褒美、という方もいるとは思いますが、僕はなんだか気持ちが浮付いてしまいそうで使うのをやめようかなーと思ってます。
やっぱりダウンヒル、危険なんですよ。気持ちいですけどね。楽しいですけどね。

けどヒルクライムで疲れてるし、楽しいからこそちょっと浮つくかも知れない。。
このコース、かなり急な坂もあるので、是非お気を付けてご走行ください。

巻き返しは可能

散々言ってますが、後半は下りなので巻き返しが可能です。
可能というか、巻き返さないほうが無理です笑
否が応でも巻き返します笑

重複になりますが、僕は折返し105kmのPCではちょうど7時間経過と制限時間に間に合わないペースでした。
が、結果最終的には12時間26分でゴールと、1時間以上余裕を持ってゴールすることができました。

後半楽しいので、諦めず頑張りましょう!!

個人的な感想

さてさて、ちょっと長くなってしまってますが、ここからは個人的な話をさせていただきます。
僕に興味のない方は(だとしたらここまで読んでくださっていることは無いと思いますが…)、この辺りで他の記事でも見てみてください。
ありがとうございます。

なんでこのブルベに参加したか

そもそも問題ですよね。
なんで坂が嫌いとずっと行っているのにこんな坂だらけのブルベに参加をしたのか。
一言でまとめますと、『次のステップに進みたかった』からです。

僕、200kmと300kmは走ったことがあるんです。
となると次は400kmですよね。普通は。
けど、400kmに挑戦する自信は本当にありませんでした。
詳しくは以下でも書いていますが、メインは心拍の問題です。

【歴4ヶ月で完走】BRM903東京300鬼怒川レポ300kmって長いっすね… 乗りたての頃、目標だった100km3回分ですよ。 走っても走ってもまだ先があるのは、楽しいやらしんどいや...

なのでその前にもう少し経験を積みたかったんです。
となると、、距離ではないということは、、坂ですよね笑

今までの200km、300kmも、めちゃくちゃ平坦なコースを選んでたんですよ。坂が嫌いだから。
けどそればっかりじゃだめだろうと思い、200kmと短くてもそこそこ登るコースを選んだ、という訳です。

はぁ

しんどかった

登りが苦手で嫌い

僕ね、なんでこんなに坂が嫌いかっていうのを走りながらずーーっと考えてたんですよ。
ブルベって暇だし。
もし仮に坂が嫌いな理由が単にしんどいだけならば、自転車で何百キロも走ることそもそもがしんどいのでおかしいはずなんです笑
すると結論が出ました。

見えるものが変わらないからでした。

大抵ヒルクライムって、林道みたいな所を登りますよね。左右に細い気がいっぱい生えてて、どちらかが崖になっていて。みたいな。
それが僕にとっては苦痛だったみたいです。

僕が自転車に乗ってて”楽しい”と感じるときって、知らない土地まで行って知らない景色を見てるときなんですよね。
例えばそれは田舎の風景だったり、見たこと無いお店だったり、違う選挙区のポスターだったり、と際限無く色々です。
それが、ヒルクライムには、ない。
なので例えば、僕が植生に興味があればもう少し楽しかったのかもな、とかは思います。

たまに、ヒルクライムは景色がいいから好きって言っている人もいます。僕もそう思います。
ただそれってかなり限定的なんですよね…。
もともと登山が好きだったこともあって、どうしてもあの頂上から見える360度パノラマと比較してしまうんです。
すると、頂上にはもちろん行けないし、景色の角度も限られているし、そもそも対向車線走ってるから見えなかったりするし、、
ちょっと魅力に欠けちゃんですよね。

結果、僕に残されたヒルクライムの特徴は”しんどい”のみになりました。
これは嫌いになっても仕方ない。ええ。そうでしょう。
だから僕は坂を練習したいんです。
苦手意識をなくしたいんです。
ブルベは続けたい。となると坂から免れることはできない。
自転車に乗っている時間の平均楽しい度を底上げするには、坂の苦手意識を少しでも和らげる他ない。
ということで今回のブルベに参加し、苦手意識から克服しようと思った所です。

結果、最遅ゴールだったので苦手という点においては逆に証明されてしまいましたが、少し自信が着いて、少し苦手意識が無くなりました。
こういう一歩一歩が楽しいですよね。自転車に限らず。

ヒルクライムのコツがちょっと分かった

連続で坂の話で申し訳ないです!!
だって!坂のブルベだから!!

今まで僕、坂を登る時はブラケットではなくハンドルの手前を持って上体を起こして漕ぐことが多かったです。
そうやって登ってる人とかよく見ますし、それがいいんだろうなーとなんとなく。
呼吸しやすくなるって聞きましたし。

だけどそれが間違いだった…
ちゃんと前傾姿勢になって体重をペダルに乗せるべきでした…

これもまた何となく試してみたんですよ。下ハン握って登ってみたんです。
するとなんと、ギア1,2枚は軽く漕げるようになった感覚なんですよね。驚き。

ひたすら何時間も登ってなきゃ試そうと思っていなかったと思います。
これもまた、ブルベの恩恵ですね。きっと。

これからはもうちょっと楽に登れるかも!

まとめ

さてさて、クソほど長くなってしまいました…
すべての章を読んでくださった方はいらっしゃるのでしょうか。
もしいましたら、、その方の方向(想像)に向かって深々と御礼申し上げます、、

結果、まとめますと、とてもいいブルベでした!
コースももちろんですが、ちゃんとした目的を持って参加すると得られることも多いですね。
いつか、同じコースを走って今回のタイムと比べてみたいです。
成長してたら嬉しいな。

もちろんしばらくは行きたくないですけどね!!!笑

それでは。

 

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