200kmという距離、ブルベの特殊なルール、気温や天候の変化、などなど、本当に不安なことって多いですよね。
だからこそ荷物は増えてしまうけど、出来るだけ身軽に出発したい。
じゃあそのための優先順位ってなんなの?
そういう方多いと思います。
特に200kmですもんね。初めてのロングライドですよ。きっと。
僕はまだ歴は短いですが、200kmブルベであれば過去4回走破をしています。
そのなかで得た経験から、僕はこうしている、という個人的な装備をご紹介いたします。
逆に、一般論では一切ないのでありきたりな内容ではないはず。
是非ご参考ください。
2022/4にCanyon Endurace 購入
・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・実績:納車1年でブルベSR達成
文量が多いです。要点は太字でまとめております。
持ち物一覧
下で詳しくご説明しますが、僕が200kmブルベで持ち歩いているものは以下です。
※晴れの日想定です。
■ライト
・フロントライト×2(メイン×1 サブ×1)
・テールライト×2
・ヘルメットライト
■衣類
・基本的なサイクリングの服装
・反射ベスト
・ウィンドブレーカー
■補給食
・羊羹
・グランフォンドウォーター
■その他
・サイクルコンピュータ
・パンク修理キット
・輪行セット
・携帯工具
・予備電池
・ディレイラーハンガー
・ジップロック
・ボールペン
※ヘルメットなど、当たり前すぎるものは割愛しています。
反射ベストとかボールペンとか、たまに変なの出てきますがそこまでいつもの持ち物と変わらないと思います。
そうなんです。
200km程度の日帰りライドであれば、結構軽装で行っても問題ないんです!
是非気軽にブルベ参加してみてはいかがでしょう。
では、中身ご説明していきます!
ライト
200kmといえど、真夏以外は暗い時間を走る人の方が多いはずです。
ルールになっている以前に、ちゃんとしたライトを持つことはとても大事です。
フロントライト
メインライト(RN1500)
僕はこのライトを使っています。
言わずと知れたブルベ界の超絶優秀コスパライトです。
300lmで12.5時間持ちます。
市街地なら300lmあれば十分ですし、林道も登りや平坦であれば行けます。
ダウンヒルは危ないので、モードを切り替えて750lmにしてくださいね。
もちろんVOLT800(neo)もとてもいいライトと思いますが、倍のお金を出してまで手に入れたいスペックかというと……僕にはそうは思えません。
いいライトですよ。
僕は2つ持ってます。
サブライト(MOON MX)
サブと言いつつ、出番が来ることは今まで一回もありませんでした笑
少し変わったライトで、サイコンマウントと一体型のものです。
そのミニマムさに惹かれて使っています。
普段のライドでは、ライトはこいつだけですね。
ブルベ用にメインとしてはおすすめできませんが、通常使いとしてはめっちゃいいです。
ちなみにGarmin、Wahoo、両方に対応します。
取り外しめんどいので、僕は普段のライドもブルベの時も使っています。
テールライト
MOON Kerberos
こちらはどちらかと言えばサブ用で使っています。
USB充電(しかもtype-C!)式のものです。
連続点灯時間はブルベには心もとないので、メインを点けた上で、サブの点滅用として使うことが多いです。
デザインがかっこいいので気に入っています。普段はこいつだけで走っています。
MOON Pulsar
常時点灯させる用の、乾電池タイプです。
かなり明るく、1灯で安心感があります。
基本夕方以降はこいつを点けっぱなしにして走ります。
ただ一つだけ注意事項がありまして、連続点灯時間がスペック表より非常に短いです。
点灯のローモードでも10時間~11時間で切れます。
一晩のライドであれば十分なのですが、二晩は持たないかな、という印象。
まあ、200kmであれば全く問題ないですけどね。
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ヘルメットライト
ルールでは200kmブルベではヘルメットライトはなくてもいいのですが、毎回付けたり外したりが面倒くさいので僕は付けっぱなしで行っています。
正直なんでも良いと思います。
最低限の明るさがあって、軽ければ。
(ヘルメットの重さって地味に効いてくるので、軽い方が後々楽ですよ)
僕が使っているのはCATEYEのこちらのもの。
安いし、取り付け簡単だし、何より最大550時間持つってのがとてもいい。
ヘルメットライトって、電池切れに気が付きづらいです。後ろにあるので。
なので長時間のものは重宝します。
衣類
基本的にいつも通りの格好で問題ないです。
サイクルジャージであったりビブショーツであったりですね。
それに2つ、僕は追加します。
反射ベスト
これは無いとそもそも出走できませんのでね。
色々種類はありますが、僕はポケットが多く使いやすいのでPEKOさんのものを利用しています。
ブルベにおいてポッケが多いのは正義ですよ!!
ただ1点不満があって、ポッケのマジックテープが強すぎるんですよね。
ライド中に片手で開けるのは正直困難で危ないレベルです。
なので僕は、外側についているマジックテープの硬い方を内側に折り込んで使っています。
マジックテープ機能は完全に失われますが、こっちの方が使いやすいです。
是非お試しを。
ウィンドブレーカー
大抵のブルベは山を登ったり降りたりします。
そうでなくても、朝から晩まで走ります。
真夏は使わないかもですが、僕はお守り程度のウィンドブレーカーを持っていくことが多いです。
使っているのはmont-bellの「EXライト ウインドバイカー」というもの。
1万円弱と決して安くはないですが、55gと軽量。かつ、タバコの箱くらいの大きさに畳めるので重宝しています。
補給食
ブルベといえば。というイメージがある方も多いかもしれません。
食べなきゃ走れませんのでね。走ってんだか食べてんだか分かんなくなります。
僕は食べるのが人よりとても遅いので、コンビニ休憩中にたくさん摂るのではなく走っている時にちびちび摂るという作戦をしています。
羊かん
僕はいつも、かし原の塩羊かんをトップチューブバッグにパンパンに詰めています。
他にも羊かんは色々あるのですが、これを選んでいる理由は以下3つです。
① 小さくて食べやすい
② 1つ50kcalで計算がしやすい
③ 安い
① 小さくて食べやすい
走っている時に食べることが前提なので、一口ですべて口に入れたいんです。
となると、一般的に売られている羊かんは僕にとって全て大き過ぎます。
この羊かんであれば(コツが要りますが)片手で開けられて一口で口に収まるため、走行を邪魔せず、また、ブレーキから手を離す時間も少なく、食べることが出来ます。
② 1つ50kcalで計算しやすい
僕はブルベ中、1時間につき200kcal以上摂る。ということを決めています。
なので計算しやすいのは結構助かります。
いや別に掛け算するだけじゃんって思うかもしれませんが、それを10時間以上。長いと40時間やり続ける労力分かりますか…?
ただでさえ体力, メンタル共に削られるブルベなので、本当に、出来るだけそういった細かい脳みそを使う作業は減らした方が良いです。
③ 安い
大人買いすると、1つ約20円です。
めちゃくちゃ安くないですか??
ええ。それだけです笑
僕はいつもこれを大人買いしてます。
お試ししたい方は少量のものもあったのでこちらの方がいいですかね。
グランフォンドウォーター
ご存知ACTIVIKEさんが出しているロングライド用の飲む補給食です。
詳しくはまた別途記事にまとめる予定ですが、非常におすすめです。
こいつをボトルに溶かして飲むことで、休憩中のカロリー接種を少なくすることが出来ます。
なので逆に、休憩中の食事を楽しみにしている方には向いてないかもですね笑
~追記~
グランフォンドウォーターについて別途記事にもしましたので、より詳細なことを知りたい方はこちらも併せてどうぞ。
その他
ここからは主に、ツールケースに入れているようなものなどを紹介していきます。
サイクルコンピュータ
必ず、ナビ付きのものをご用意ください!
キューシートで走るのが好きな方を否定はしません。
しかしナビ付きサイコンの方が100倍便利なのは火を見るよりも明らかなので…。
僕はGarminを使用していますが、以前はWahooを使用していました。
どちらもめちゃくちゃいいサイコンだと思います。
詳しくは諸々まとめているので是非読んでいただきたいのですが、結論、どちらを選んでも大きく後悔することはないです。
安心してご購入ください。
パンク修理キット
恐らく誰もがいつも持ち歩いているであろうキットです。
僕はチューブレスレディ運用をしていることもあり替えチューブは1本のみ持ち歩いています。
かさばりますしね。
また、2回以上パンクしたらDNFすると予め腹をくくってます。
この辺りは、個々人のリスク許容度でご判断ください。
輪行セット
いつでもどこでも脱出できるように、必ず持ち歩いています。
僕はメカに詳しくありませんので、パンクより重大なトラブルには恐らく対応が出来ません。
(と言ってもトラブルの90%以上がパンクでしょうが。)
そういう時は先程も書きましたが、潔くリタイアすることに決めています。
なので輪行セットは必須なんですよね。
是非おすすめです。
ただ、あくまで”何かあった時用”なので出来るだけ小さいものが良いと思います。
僕は先程の反射ベストと同じく、PEKOさんのものを使用しております。
携帯工具
これもいつも持ち歩いていますよねきっと。
僕はこれを持ち歩いています。
先程も書きましたが、僕はパンクより重大なトラブルには対応する気がありません。
なのでこれで十分なんです。
もう少しちゃんとしたものが良い方は、こちらおすすめですよ。
予備電池
念のため持ち歩いています。
リアライト用の単三電池や、eTap用のボタン電池です。
これは別に要らないかもです。
コンビニで買えますしね。
ディレイラーハンガー
これも念のため。
別にかさばる物ではないので入れているだけです。
どっちでもいいと思います。
ジップロック
これは必須です。
ブルベカードを失くしたり雨や汗でびちゃびちゃにしてしまうと、認定が貰えませんので必ずジップロック的なものに入れましょう。
レシートも一緒に保管するといいと思います。
ボールペン
ブルベカードに必要事項を記入する用です。
必要なときと必要ではないときがありますが、僕は必ず持つようにしています。
キャップ落とすと面倒くさいですのでノック式がいいですね。
水性は雨でやられてしまうので、油性がいいですね。
まとめ
以上、僕がブルベ200kmを走る時に持っているものです。
意外と少ないですかね?多いですかね?
どちらにしろ、なにか特別な仰々しいものは不要です。
この程度であればサドルバッグも要らないのではないでしょうか。
実際僕は、200kmであればツールケースしか持っていかないですね。
僕はかなり装備が少ない方だと思うので、最低限としてご認識いただければと思います。
その代わり、いつでも脱出できるように輪行セットを持ち歩いている。という感じです。
不安は多いと思います。
けど、走り出せば楽しいですよ!
この記事で最初のハードルを超えられるお手伝いが出来ていれば嬉しいです。