ロングライドって、「楽しいけど疲れる」とか「体がしんどい」とか、そういうイメージの方多いと思います。
僕もそうでしたが、ロングライドを初めて1年と少し。
色々と試行錯誤することで、ほとんどそれらは無くすことが出来ました。
もちろん自分の努力も必要ですが、機材に頼れる所は頼ってしまいましょうよ!笑
2022/4にCanyon Endurace 購入
・好き:知らない土地へのロングライド
・苦手:ヒルクライム, 向かい風
・実績:納車1年でブルベSR達成
文量が多いです。要点は太字でまとめております。
最重要:ネガティブを潰す
より速くとか、よりエアロとかは、要らない
ロングライドの目的は、風景や現地を楽しむことです(断言)。
そのために、速く走ることは優先度低いです(断言)。
エアロ?そんな巡航速度出しますか?(出しません)
なので、より高みを目指すようなエアロ性能や10g単位で削っていく軽量化は、あるに越したことは無いんでしょうが、優先順位は低めです。
そういったポジティブな改善は、ロングライドでは必須ではありません。
(やってはいけないとは言ってないです。)
最後まで笑顔で楽しく乗ることが第一
じゃあ何が大事なのって話ですよね。
楽しめる余裕を持つことです。
先程も書いた通り、ロングライドの目的は風景や現地を楽しむことです(断定)。
それなのに体中痛かったり足も攣っちゃったりしてたら本末転倒なんですよ。
目的地や家に帰るまで、楽しく乗ることがとても大切なんです。
そのためにはとにかく、痛みや疲れの原因のようなネガティブを潰すことが大切です。
3大手法と具体策
では、僕が思う大事なことを挙げていきます!
お金もかかりますし他に大事なこだわりもあると思いますので、全てでなくても少しでもご参考いただければと思います。
①振動を減らす
振動好きな人いますか?いませんよね?笑
単純に疲れるし、力が入ってしまうことで肩こりや腰の痛みにも繋がりますしね。
減らしましょう。
カーボン化
カーボンは正義です。
いいですか。
カーボンは正義です。
アルミロードにもちゃんと乗ったことがありますが、カーボンとは本当に体への負担が段違いです。
余談ですが、一般的にカメラの三脚もカーボンの方がいいと言われています。
振動が少ないからです。
ぶれぶれになってしまった写真や動画なんて、使い物にならなくなってしまいますからね。
フレーム、ホイール、ステム、シートポスト、ハンドル、などなど色々ありますが、優先順位を決めて徐々に変えていくことをおすすめします。
腕や上半身が辛ければ、ステムやハンドルを。
お尻がしんどければ、シートポストを。
などですね。
タイヤを低気圧に
低気圧は正義です。
いいですか。
低気圧は正義です。
カーボン化、高いですよね。
けどこっちは安いです。
しかも安いのに、僕の体感ですが、カーボン化と同じくらいの効果があります。
ただご存知だとは思いますが、ある程度の低気圧化にはチューブレス運用が前提となってしまいます。
クリンチャーと比べると面倒くさい印象のあるチューブレスですが、一回やってしまえば別に大した面倒はないです。
パンクした時も慣れればクリンチャーとそんなに変わらないですし、そもそもリスクはめちゃくちゃ低くなるし、何より乗り心地が非常に快適になります。
クリンチャーに戻すこともできますので、まだやったことなければ是非試してみてください。
価値はあると思います。
②痛みを予防する
痛くなるところと言ったら、お尻、肩、手のひらなどですよね。
楽しいですか?痛み。
我慢せずに、頼っていきましょう。
有料フィッティング
何を言ってもまずはこれです。
合わないポジションで何時間も何十時間も同じ姿勢を取り続けることは、単なる拷問です。
出力も上がりますしね。まずやるべきことの一つだと思います。
僕は過去2回、有料フィッティングを受けました。
是非その内容は下記記事にて見ていただきたいのです。
結論は、高いけどそれだけの価値はある。でした。
自分に合うサドルを見つける
ロングライドで困ることランキング第1位じゃないでしょうか。
お尻の痛みは本当に困ったものです。
これに関しては色々と解決策はあると思うのですが、機材に頼るという意味では自分に合うサドルを見付ける以上の策は無いと思います。
つまり、自分の坐骨幅に合ったサドルを見付けるということですね。
僕も詳しく分かっている訳では決して無いのですが、SPECIALIZEDの場合上の表を見ると、坐骨幅によってサドルは4サイズに分かれるそうです。
(BLACKとREDは別シリーズのため8サイズではない。)
それだけデリケートな問題なんだと思います。
その上でどんな形のサドルが合うかは人それぞれになってしまうのですが、僕はミラーサドルを購入しました。
詳細は以下記事にまとめているのでこちらでの言及は避けますが、ネット上でもネガティブな評判は一切聞きません。
是非下のツイートのリプ欄も見てほしいです。
結論、買いです。
この、くっそ高いサドルを買います。
テレワークで使っているオフィスチェアより高いです。
どういうこと??座面だけでしょ?? pic.twitter.com/8ZZTi533wz— アキ@330Fleche R東京 (@aki_lifecycling) February 13, 2023
https://life-cycling.com/why-bought-mirrorsaddle/https://life-cycling.com/sworks-mirrorsaddle/
https://life-cycling.com/why-bought-mirrorsaddle/https://life-cycling.com/sworks-mirrorsaddle/
肩こりの予防
僕はロードバイク始めた頃、肩こりからくる痛みが本当に辛かったです。
同じような悩みの方にも、何人か会ったことがあります。
これに関してはかなり僕自身思い入れが深く、長くなってしまいますので是非こちらをどうぞ。
ブルベ600を走っても肩こりがほぼ起きなくなったノウハウをすべて詰めています。
手のひらの痛みや痺れの予防
肩こりやお尻の痛みに比べると、個人的には苦労した記憶はないのですが困っている方も多いと聞きます。
それに関しても、こちらにて詳しくまとめておりますので、困っている方は是非。
以上が痛みを予防する手法でした。
せっかくのサイクリングなので、是非諸々試して痛みを少なくしてみてください。
一つずつで大丈夫です。
③身軽にする
ロングライド(旅行)だからと言って、たくさん荷物を持つと自爆します。
いろんな考えがあると思いますが、荷物は最低限、かつ、快適な持ち方で行くべきですよ。
何かあったら輪行で帰っちゃえばいいんですよ!
荷物を減らす
たまに、ブルベ等で荷物盛り盛りな人を見かけます。
200kmなのに、でっかいサドルバッグにライトやサイコンもそれぞれ3つずつとか。
本当にいりますか?笑
どれだけの確率で使いますか?笑
無駄装備は単なる重りです。
「何かあったら」という考えは分かりますが、それが起きる確率はどれくらいですか?
その数%、もしくは小数点未満の確率のために重りをくくりつけて走るのは…効率が悪いです。
本当に必要なものを厳選すべきです。
バックポケットやリュックは極力使わない
さて、荷物の厳選は完了しました。
次は持ち運び方にも注意しましょう。
いちばん大切なことは、自身の体への負荷は極力減らすべきということです。
ちょっとのライドなら問題なくても、数十時間のロングライドともなるとそれだけ負担は蓄積されていきます。
重量が増えることによって、手のひらの痺れ, 肩こり, 腰の痛み, などなどに繋がります。
極力荷物は、自転車に持ってもらいましょう。
使うバッグの種類
じゃあどういった方法で自転車に持ってもらうか。
僕の考えでは、こういった優先順位で使うといいと思います。
○優先度 高
・トップチューブバッグ
・フレームバッグ
・トップチューブ下
×優先度 低
・サドルバッグ
・ハンドルバーバッグ
・ハンドルポーチ, ステムポーチ
何故かというと、個人的に以下の3つが大切だと思っておりまして、その結果です。
・空気抵抗の少なさ
・低重心
・使いやすさ
空気抵抗は言わずもがなですよね。
スピードを争う競技ではありませんが、何十時間も走るとなるとバカにできません。
重心は、高くしてもいいことはありません。
バランス取りづらくなりますからね。
出来るだけ低重心でいきたいです。
使いやすさも勿論大切です。
乗車したまま使うのか、降りた時に使うのか、などなど複合的に考える必要ありますね。
ただ、これはかなり個人差があります。
少しくらい空気抵抗が増えても少しくらい重心が上がっても、ハンドルバーバッグには替えがたい使いやすさがあります。
その辺りは難しいですが、個々人の価値観が大きく現れる所かなと思います。
ただ一つ必ず言えることは、「ケチって安いものは使うな」です。
たとえ小さいストレスだとしても(繰り返しになりますが)数十時間経つと大きな物になります!
まとめ
以上が、僕が考え抜いたロングライドの機材選びです。
ご意見やつっこみも多数あるとは思いますが、真逆のことを言う方は少ないのではないしょうか。
一つずつ取り入れることで、しんどかったロングライドが少しずつ楽に楽しくなっていくはずです。
リンクを貼りました参考記事も是非ご一読ください。
ロングライド、いきましょ!